Ajax

用語の解説

Ajaxとは

(エージャックス,)
Ajaxとは、複数のオープンな技術の組み合わせによって実現される、非同期通信を利用した対話的操作が可能なWebアプリケーション構築技術の総称である。
AjaxではJavaScriptにおいてHTTPリクエストを行うためのAPIであるXMLHttpRequestを利用し、Webページの再読み込みを伴わないデータの受信を行っている。 受信されたデータはDHTML(JavaScript + CSS)を利用して必要な箇所のみ更新することができる。 ブラウザ側で入力された情報はXMLHttpRequestによってサーバー側に送られ、処理された上、処理結果が再度ブラウザ側に返される。 入力結果は即座にブラウザ上に反映されるので、非常にシームレスで快適な操作感を得ることができる。 また、従来のWebページと比べると、情報の更新に際してページ全体を再読み込みする必要がないため、変化のない箇所を無駄に読み込みなおす時間や、サーバー側の処理負荷を軽減することも可能としている。 AjaxはJavaScriptをベースとして実装されているため、動作が安定しており、開発は比較的容易で、JavaやFlashなどのようにプラグインをインストールする必要もないというメリットがある。 加えて、WindowsをはじめMac OSやLinuxといった幅広いプラットフォーム上で動作させることができる。 ただしブラウザの種類など条件によっては正常に動作しない場合もある。 Ajaxという言葉は2005年の半ばに登場した。 Ajaxで用いられる技術要素はいずれも新たに開発されたものではなく、むしろAjaxは既存技術の再発見によって生み出された技術であると言われている。 従来のWebページとは一線を画す革新的なインターフェースの実現は「Web 2.0」の象徴的技術のひとつとされ、Web 2.0の潮流とともに爆発的に広まっていった。 Ajaxによるインターフェースが採用された初期の代表的な例としては、Googleによって提供されているGoogle MapsやGoogle Suggestなどを挙げることができる。 なお、2006年にはAjax技術の普及推進を図る団体であるOpenAJAXが発足している。

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