POODLE脆弱性問題

SSL 3.0における中間者による情報漏えいの脆弱性(CVE-2014-3556)。2014年10月に公表された。POODLEの名は「Padding Oracle On Downgraded Legacy Encryption」の頭字語で、この脆弱性を発表したGoogleの研究者のBodo Moller氏とThai Duong氏、Krzysztof Kotowicz氏が命名した。

ブラウザが暗号化を処理する仕組みに存在する脆弱性で、攻撃者がサーバで使用可能なプロトコルを検証するハンドシェイクプロセスを侵害して、SSL 3.0による通信を行うように仕向けることで、ブロック暗号の最後のパディングデータを改変することができ、データの漏洩を引き起こす。

1990年代に登場したSSL 3.0の暗号スイートの多くは、不安定なことや、鍵サイズの小ささ、バイアス(偏り)、単純にブラウザによるサポートが既に停止されたことなどから、既に利用されなくなっており、後継プロトコルであるTLSの新しいバージョンに取って代わられている。しかし、多くのTLSクライアントが、レガシーサーバと通信する際にプロトコルをSSL 3.0に切り替えることや、SSL 3.0はほとんどのウェブブラウザやウェブサーバでサポートされているため、その危険性が指摘されている。

POODLEによる攻撃には、SSL 3.0接続を確立する必要がある。したがって、ユーザーはクライアントプログラム、その典型としてウェブブラウザ、あるいはクライアントかサーバのいずれかでSSL 3.0を無効にすれば、この攻撃を回避することが可能だ。ただし、唯一の「暗号化」プロトコルがSSL 3.0である場合が問題である。Googleは、TLS_FALLBACK_SCSVをウェブまたはSSHサーバでサポートすることを推奨している。SSL 3.0への対応は打ち切りとなり、TLS 1.0以降への移行が望まれている。

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