Bank of Americaは米国時間25日、バックアップセンターへの配送中に政府職員の金融情報が記録されたバックアップテープを「何本か」紛失したことを明らかにした。
紛失したテープには、連邦政府職員用に発行されたSmartPayカードのアカウント情報が含まれていた。一般調達局によると、SmartPayカードのユーザーは210万人以上、年間トランザクションは210億ドル以上にものぼるという。各種レポートの推計では、今回の情報流出の被害者数は120万人に達すると見られているという。
同行は声明のなかで「テープの紛失が発覚すると同時に連邦捜査当局が出動し、Bank of Americaと連携しながら、本件の徹底した調査を進めている。いままでのところ、テープやその内容が、アクセスまたは不正使用された証拠は見つかっていない。テープを紛失したとしか言えない状況だ」と述べている。
政府とのビジネスを模索する企業にアドバイスを行うAmtowerでパートナーを務めるMark Amtowerは、SmartPayの情報を紛失したことは、政府との契約更新を狙うBank of Americaにとって痛手になる可能性が高いと述べている。
「(紛失したのは)非常に重要な情報だ。間違いなく、(Bank of Americaの)政府との契約更新に悪影響をもたらすだろう」(Amtower)
Bank of Americaでは、テープに含まれていたアカウントを引き続き監視し、不審な取引を発見した場合には、カード保持者に連絡すると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。