オリーブ情報処理サービスは4月1日、「給与明細書Email自動配信システム2005」の販売を開始した。
今回発売される「給与明細書Email自動配信システム2005」は、1999年の発売開始以来約250社に導入している「給与明細書自動配信システム」を大幅にバージョンアップしたもの。給与明細書の印刷や封筒への封入といった手間を省き、パスワードがかかっている改ざん不可能なPDFファイルを電子メールにより自動配信するペーパーレスシステムだ。
機能面での大きな特徴は、送信数制限のあるSMTPサーバに対し送信単位と送信間隔を指定してサーバ負荷を分散できる分割送信機能、社員毎に作成されるPDF内へ基となるCSVデータを自動添付できるファイル添付機能などが挙げられる。ファイル添付機能ではテキスト、Word、Excelといった一般的なファイルもPDF内に自動添付が可能。そのまま暗号化されるため、別添付されていたメッセージ文やデータも安全に配信することができる。また、独自のPDFセキュリティプログラムにより、幅広いPC環境での運用、作成スピードの向上、マスターパスワードを社員毎に変えるといったことも可能だ。
そのほか、開封通知、BCC送信、アドレス/メール本文更新、配信先マスターの自動取り込み、簡易同報送信、PDFプレビュー、過去明細保存再送、明細印刷プレビュー、PDFファイル名変更、バックアップ、MetaFrameサーバ/ターミナルサーバ/ユーザー権限のみのPCでの運用対応といった機能を搭載。また追加オプションにより、オリーブメールを使った携帯電話からの遠隔起動、PDFファイル内への電子印鑑自動捺印システム(6月中旬リリース予定)も利用できる。
価格については、配信数が200名以下の場合65万円、低価格版のエコノミータイプは同人数で35万円。同社ではこのシステムについて、年間100セットの販売を目標としている。