日本ヒューレット・パッカードは4月4日、セキュリティ機能の強化などを行い情報管理機能を強化したビジネス向けノートパソコン2機種を発表した。販売は4月下旬から、同社のオンラインストアおよびコールセンター、販売代理店で行われる。
発表されたのはA4タイプで14.1型液晶を搭載した「HP Compaq nc6230 Notebook PC」と、B5タイプで12.1型液晶搭載の「HP Compaq nc4200 Notebook PC」。個人情報保護法施行にともなって重視されているPCのセキュリティ強化に対応した製品だ。
ユーザー認証機能としては、スマートカードや指紋認証、USBトークンといった複数の手法を複合的に利用することで構築できる複雑なセキュリティ環境を簡単に扱うことができる「マルチファクター認証」がある。さらにOS起動前認証にスマートカードを利用する場合にBIOS設定をWindows上で行えるようにするなど、高度な機能を容易に利用できるのが特徴だ。また、複数パスワードを一括管理してのシングルサインオンや、内蔵型セキュリティチップによるメールやファイルの暗号化にも対応している。
- 今回採用された3点留め
セキュリティ機能に加え、頑健な筐体にハードディスクの安全性を高める3点留めの取り付けを採用するなど、信頼性の向上にも取り組んでいる。
ビジネス利用での利便性を向上させるために、セカンダリトラベルバッテリやACアダプタといったオプションが異機種間でも共通利用できるようになっている。管理コストの軽減を実現する仕様だ。
同社のオンラインストアである「HP Directplus」での販売価格は、両機種とも税込みで19万9500円。