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開発性を高める包括的ラインアップで攻める--マイクロソフト - (page 2)

インタビュー:西田隆一(編集部)
文:長野弘子、写真:津島隆雄

2005-04-11 10:00

--一方、インフォメーションワーカー向け製品に関する戦略はいかがでしょうか。米国では最近Microsoft Office Communicator 2005やMicrosoft Office Live Communications Server(LCS)2005が発表されました。これらの製品でマイクロソフトが目指していることを教えてください。

 エンタープライズの顧客のなかでも、インターネットを利用したメッセージングからファイルの共有、ウェブ会議、音声通話を実現するVoIPまで、リアルタイムコミュニケーションの需要が急速に高まっています。こうしたリアルタイム通信をすべて統合した形で使える点がLCS 2005の強みです。同サーバはまた、SIP(Session Initiation Protocol)の拡張でこれらの機能を実現しており、社内だけでなく公共のIMネットワークとの相互運用性を実現しています。このため、ファイアウォール外のパートナー企業や顧客ともセキュリティを確保したまま情報をやり取りすることができます。

 ほかには、APIを使って「プレゼンス」と呼ばれるユーザーの状態を認識する機能をアプリケーションに統合できます。例えば、サプライチェーン全体の作業を最適化するために構築されたアプリケーションにおいて、現在どのユーザーがアプリケーションを使っているのかをセンターから一元的に把握し、トラブルが発生しているユーザーとリアルタイムのコミュニケーションを開始することができます。プレゼンス機能を統合することで、アプリケーションにも新たな価値が生まれるわけです。

--先ほどXMLに言及されましたが、バックエンドもXML化した標準プラットフォームでアプリケーションを開発するなかで、Office製品のMicrosoft InfoPathの使われ方に関してはまだあまり明確ではありません。どのような形で使われているのか教えてください。

 InfoPathは1つのデータセットに対して多様なアクセス形態を実現する仕組みで、フォームを動的にXMLフォーマットで作成します。従来のOffice製品と同じような感覚で簡単に利用することができるため、動的なフォームをXMLで作成するニーズがあるバックエンドアプリケーションには適用性があり、一度使えば必ず関心を持ってくれる製品だと思います。今後は、潜在的なユーザーに実際に利用してもらい、組織内でどのように利用できるのかを考えることが重要だと思います。現段階ではまだ普及の初期段階にありますが、企業がXMLデータスキームを積極的に導入すれば、ダイナミックな環境がバックエンドでもフロントエンドでも必要になり、InfoPathの利用は広がるでしょう。

--バックエンドでのXML化は重要だと思いますが、XML環境を推進するためにどのような活動を行っていますか?

 まず、プラットフォーム技術面においてデータフォーマットに対するサポート力を高めることです。次に、W3CなどのWebサービスや相互運用性の標準化団体に参加し、IBMやサン・マイクロシステムズなどの競合企業と協力してXML推進への努力を行っています。.NETに関しては、WebサービスやXMLの推進に関するトレーニングを行っています。また、開発者から導入決定者に至るユーザーを対象とした、XMLを基盤にしたサービス指向アーキテクチャ(SOA)のメリット訴求にも注力しています。

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