日本IBMは4月12日、SAPジャパンの中堅企業向けERP製品である「SAP Business One」(SBO)を、自社のデータベース管理ソフトウェア「DB2 Universal Database Express Edition」(DB2 Express)と組み合わせて提供開始すると発表した。
ERPの導入と保守に関わるコストを最小限に抑えるというニーズに合わせて発表されたパッケージが「SAP Business One」だ。その新バージョンと、中規模企業向けに価格を抑えたDB2 Expressを組み合わせて利用することで、システム全体の導入から保守にかかる費用が抑えられるというメリットがある。
また、業界標準に準拠したオープンなデータベースであるため、他のアプリケーションシステムとの連携が容易だという利点もある。
すでに、第1号ユーザーとしてコムカルへの採用が決定している。IBMでは、今後このソフトに対応した業界や業種別のSAPソリューションのひな形作成や、ビジネスパートナー各社向けのDB2トレーニングなどを行い、SBO販売のためのビジネスパートナー各社との協業を強化するとしている。