パワードコムは4月13日、安全かつ効率的にデータ保全が行えるストレージパックサービス「Powered IT Solution『安心パック』」を、5月9日より提供開始すると発表した。
「Powered IT Solution『安心パック』」は、災害やサイバーテロといった事態に備えてユーザーのデータを安全且つ効率的にバックアップ、万一の場合にリストア(復元)するストレージパックサービス。本社/準本社機能を有するユーザー拠点に同社がDRパック(ストレージコントローラサーバ)を設置。ユーザーのデータを遠隔地へ送信/保存するストレージバックアップ機能や、その間をつなぐ通信ネットワークおよびサービスすべてに関わる監視・保守・運用までがオールインワンパッケージとなっている。
ユーザーが保存したDRパック内データは、通常遠隔ストレージ先となる関東または関西のデータセンターへ常時ミラーリングを行い、一日一回バックアップを実施。ユーザー拠点でデータセンターへ保存されたデータを利用する際には、データセンター側に保存されたユーザーデータをパワードコムのIPネットワーク経由で、転送して活用できる。データのバックアップに関する業務を同社へ一元的にアウトソースできるので、大幅なシステム運用の負荷の削減にもつながるという。
利用料金は、関東エリアのユーザーが関東データセンターに800GBのデータをバックアップするエントリーモデルが月額約60万円(リストア費用別)。初めて同社のネットワークサービスを利用するユーザーでも、既存のシステムに手を加えることなく簡単に活用できるという。
同社では今後、テープ搬送スタイルやIP−SANの廉価回線利用型/専用型バックアップ向けパックサービス、ストレージ筐体共用型/専用型ミラーリング向けパックサービスなどの環境を構築するサポートサービスの拡充を進めていく予定だという。