富士通は5月末、情報漏洩対策を目的に、ディスクレスPCを運用するためのシステム「シンクライアント・ソリューション」を出荷する。
同システムは、ディスクを搭載しないクライアントPCとサーバを組み合わせたシステム製品。クライアントPCには、省スペース型デスクトップPC「FMVシンクライアントTC5100」と、A4ノートPC「FMVシンクライアントTC8200」を使う。アプリケーションと実データをサーバ側で一元管理し、ディスク非搭載の両製品をクライアントPCとして使用うことで、情報漏洩を防止する。
CPUは「FMVシンクライアントTC5100」がSempron 2800+、「FMVシンクライアントTC8200」はCeleronM 350(1.30GHz)を採用。メモリは両製品ともに256MB。そのほか、企業の運用形態に応じてブレード型IAサーバ「PRIMERGY BX600」や、画面情報端末ソフトの「MetaFrame」、「BT Administration Server」と組み合わせられる。
出荷時期は5月末で、「シンクライアント・ソリューション」のシステム販売価格は807万円から。ちなみに、システム販売だけでなくディスクレスPCの単体販売も実施する。