日本AMDは4月22日、米Advanced Micro Devicesが開発したサーバ向けCPU「デュアルコアAMD Opteronプロセッサ 800シリーズ・プロセッサ」の出荷を開始した。同CPUは最大で8wayのSMP構成が採れる。5月下旬には2wayまでに限定した「同200シリーズ・プロセッサ」を出荷する。
1000個ロット時の価格は表の通り。
モデル名 | 動作周波数 | 価格 (1000ロット) |
865 | 1.8GHz | 16万6540円 |
870 | 2.0GHz | 23万6390円 |
875 | 2.2GHz | 29万1390円 |
モデル名 | 動作周波数 | 価格 (1000ロット) |
265 | 1.8GHz | 9万3610円 |
270 | 2.0GHz | 11万5610円 |
275 | 2.2GHz | 14万2890円 |
8way、2wayともに、シングルコアの最上位モデルとデュアルコアの最下位モデルを同じ価格に設定することで、シングルコアからデュアルコアへ移行しやすくした。例えば、200シリーズ・プロセッサの最下位モデルであるモデル265(1.8GHz)と、シングルコア最上位のモデル252はともに1000個ロット時に9万3610円である。マルチスレッド処理性能では、Javaアプリケーション・サーバ性能を測るSPECjbb2000のベンチマーク値で、200シリーズ・プロセッサの最上位モデルのモデル275(2.2GHz)はシングルコア最上位のモデル252の169%の性能が出ている。
なお、6月には、デスクトップPC上でCAD/CAMアプリケーションを動作させるなどCPU処理能力を要求するエンドユーザ向けに「AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサ」の出荷を予定する。搭載機の詳細は6月に明らかになる。1000個ロット時の価格は、2.2GHz動作でコアあたりのL2キャッシュが512Kバイトの4200+が5万9070円、L2キャッシュが1Mバイトの4400+(2.2GHz)が6万3910円、2.4GHz動作でL2キャッシュが512Kバイトの4600+が8万8330円、L2キャッシュが1Mバイトの4800+(2.4GHz)が11万110円。