三菱電機(野間口 有社長)は、PCサーバー「三菱サーバコンピュータ FT8600シリーズ」の新製品として、「440Rb」2機種を5月18日に発売する。価格は141万7500円から。
最新の「64ビットインテル XeonプロセッサMP」搭載によって演算処理を22%高速化し、さらに運用の容易性と保守性を向上した新モデル。運用と保守性 を向上させたラックマウント型のPCサーバー。メモリ帯域幅が2倍に拡大し、 バス転送速度もFSB(667MHz)搭載により67%向上するなど、高速データ処理 を実現している。
また、「アドバンスドリモートマネージメントカード」とマネージメント専 用LANポートの装備によって、同サーバーのOSが作動しない場合や業務用LANの 障害時でも、管理者端末からリモートでサーバーの状態監視や操作ができる。 さらに、故障か所をランプで表示する「エラー検知インジケーター」を搭載した。
このほかの特徴として、「ホットプラグRAIDメモリー」の採用によって、メ モリ故障時にシステムを止めずにメモリ交換が可能。また、プロセッサなどの ボードを「フルモジュラー化」することででケーブルをなくし、ラックを引き 出さずに増設や交換が行える。交換作業にかかる時間も従来機に比べて約25%短縮された。
なお、製品の製造・販売・保守は三菱電機インフォメーションテクノロジー が担当し、小規模事業所の基幹業務から大規模分散システムまで、幅広い用途 に向け販売していく。