デルは5月18日、SAPジャパンの中小企業向けERP「SAP Business One」をベースとしたパッケージ製品「Dell ERP短期導入パッケージ for SAP Business One」について、新たな業種別モデル「Dell ERP短期導入パッケージ:サービス・プロバイダ・モデル」を発表した。開発はエルテックスと共同で行った。税込み価格は1669万5000円から。
Dell ERP短期導入パッケージは、IAサーバ「PowerEdge」シリーズとSAP Business Oneにコンサルティングなどを組み合わせ、顧客の業種に合わせたモデルを提供するもの。今回のサービス・プロバイダ・モデルは、64ビットインテルXeonプロセッサ搭載サーバ、ソフトウェアライセンス(10ユーザ)、コンサルティング、システム導入サービスに、サービスプロバイダ向けに最適化したSAP Business One用導入テンプレートを加えた構成とする。
この導入テンプレートは、案件追跡機能、売上予測管理機能などの機能を備える。さらに、今後テンプレートの機能拡張も予定している。「Dell ERP短期導入パッケージを利用することで、導入コストを40%以上削減し、導入期間を約半分にすることが可能」(デル)。同社によれば、最短2カ月でシステム導入が可能という。
また、デルは、Dell ERP短期導入パッケージの既存モデルの価格改定を行い、「基本モデル」を1522万5000円から、「金融・保険業モデル」を1890万円からで提供する。