NECは6月7日、RISCプロセッサ「PA−8900」を搭載したUNIXサーバ「NX7000シリーズ」6モデルを製品化し、販売活動を開始した。
追加されたのは「NX7000/Superdome」を始めとする6モデル。プロセッサに「PA−8800」を搭載していた従来機と比較してトランザクション性能が約10〜15%向上しているが、価格は据え置きであるため価格性能比がよくなっている。また、従来機と同一バージョンのOS「HP−UX 11i v1」を採用しているため、アプリケーションやデータといった資産を変更することなく継承、利用できるのが特徴だ。
価格は、最も安価な「NX7000/rp3410−2」が税抜き135万円から。最も高価な「NX7000/Superdome」が税抜き5253万円からとなっている。出荷時期は「NX7000/Superdome」のみ8月下旬を予定しているが、他5モデルは7月上旬の予定となっている。
また今回同時に、サーバの可用性向上を実現するソフトウェア「SystemGlobe SingleSaver」も製品化している。これは従来2台以上のサーバで実現していた高可用性機能の中から、シングルサーバでも必要な障害監視等の機能を抜き出して製品化したものだ。内蔵ディスクやシステムプロセスの障害を早期検出し、管理者にメールで通知することで軽微な障害の段階で対応できるようにする。価格は1CPUあたり税抜きで12万円からで、6月30日が出荷予定だ。