沖データは7月7日、印刷物による情報漏えいを防ぐ「ログオン情報強制印刷ソリューション」の提供を7月末に開始すると発表した。文書印刷時にユーザーのIDなども合わせて印刷することで、漏えい元の特定容易化と抑止効果を狙う。
同製品は、同社のプリンタ3機種「MICROLINE5400」「同C9150dn」「同C5200n」と、ユーザー用のプリンタドライバ、管理者用のユーティリティソフトで構成する。ユーザーが文書を印刷すると、PCログオン時のID、出力に使ったプリンタ、時刻などの情報を、印刷物の背景として印刷する。これにより情報漏えい元の特定が可能になる。
印刷物に直接情報を印刷するため、高い情報漏えい抑止効果が期待できるという。さらに、「印刷された情報はそのまま読めるため、スキャナや専用読み取りソフトウェアなどを使う必要がなく、導入コストを低く抑えられる」(同社)。
情報印刷のオン/オフや印刷する情報の内容は、管理者がカスタマイズできる。対応OSはWindows XPと2000。またアクティブディレクトリ対応化したWindows NT4.0/Me/98SE。
同社では、同製品によるプリンタ受注で、今年度40社、10億円の販売を目指す。