日本IBMは7月20日、サーバ製品系列「IBM eServer iSeries」専用の中堅企業向け災害対策サービス「IBM iSeries DR Expressサービス」の提供を発表した。8月1日からサービスを開始する。
同サービスについて、同社は「低コストでの災害対策と、被災時に比較的近い場所での復旧を希望する顧客に最適」と説明する。「スタンダードサービス」と「プレミアムサービス」という2種類のメニューを用意し、いずれも、通常の機械保守サービスで対象とされない被災時に、同社の技術員がオンサイトでシステム回復を試みる。
スタンダードサービスでは、同社が回復不可能と判断した場合、48時間以内に最大6週間使用可能な代替機を提供する。そのうえで、顧客の用意したバックアップデータと回復手順に従い、同社の技術員がオンサイトで代替機にデータを復元する。さらに、システムとネットワークの復旧支援も行う。月額料金は、月額基本保守料金の15%。
プレミアムサービスでは、スタンダードサービスの内容に加え、復旧要件の定義や復旧計画書作成などの支援、優先的な代替機提供を行う。月額料金は、月額基本保守料金の35%。