NECは8月1日、中小企業向けに機能強化したセキュリティ製品「Express5800 SecuritySolution」の販売を開始した。IAサーバ「Express5800」シリーズとセキュリティ関連ソフトをセットにした「Express5800 SecurePack」を10モデルに増やしたほか、セキュリティ診断サービス「オンサイトアドバイザ」、リモート運用支援サービス「ウイルス対策支援サービス」を提供する。
Express5800 SecurePackは、従来の3モデルから全10モデルに拡充。情報漏えい対策だけでなく、サイバー攻撃対策も可能とした。さらに、ソフトを導入した状態で製品を出荷する「セットアップ代行サービス」も合わせて提供する。各モデルの概要および税別価格は以下のとおり。
ウイルス対策サーバ:
トレンドマイクロの「ServerProtect」とのセット製品。ファイルサーバへのウイルス侵入を監視する。37万3000円からファイル改ざん対策サーバ(新規モデル):
ファイルやレジストリの改ざん、サービスやユーザーの不正追加などを検知、復旧する。50万9000円から。出荷開始は8月末ネットワーク検疫管理サーバ(新規モデル):
許可を受けずに持ち込まれたPCのネットワーク接続を検知、遮断する。56万8000円からパッチ配信管理サーバ(新規モデル):
PCにセキュリティパッチを強制適用する。40万1000円からファイル持ち出し制御サーバ(新規モデル):
サーバからのデータ持ち出しを制御する。46万9000円からファイル持ち出し管理サーバ(新規モデル):
機密/重要情報に対する操作をログとして記録する。54万7000円からファイル操作監視サーバ(新規モデル):
サーバの保護フォルダから持ち出した重要データの移動経路をログとして記録する。68万1000円から不正PC接続対策サーバ:
持ち込みPCやパッチ未適用PCからのサーバアクセスを阻止する。57万円からインターネット接続サーバ(新規モデル):ファイアウォール、ウェブ、FTP、プロキシ、電子メール、DNSなど各種サーバをオールインワンサーバとして構築する。50万9000円から
- セキュアファイルサーバ:
共有ファイルサーバ上の暗号化フォルダ内のファイルを自動的に暗号化する。37万9000円から
また、オンサイトアドバイザは、セキュリティに対する顧客の組織、システムの状況を約1週間で診断し、今後の対策についてアドバイスする。価格は50万円からとなっている。
ウイルス対策支援サービスは、同社の「ウイルス運用監視サービス」に設定変更や定義ファイルの更新を遠隔地から行う機能を追加した。さらに、オプションメニューだった「ヘルプデスクサービス」を標準で提供する。価格は年額184万円から。