大日本印刷(DNP)は8月11日、ICクレジットカードの暗証番号を即時変更する新サービス「アクティブPIN」を開発、11月よりクレジットカード会社向けASPサービスとして提供を開始すると発表した。
ICクレジットカードではクレジット決済時に、暗証番号入力による本人確認が必須となっている。今回開発された新サービス「アクティブPIN」は、ICカードの暗証番号を忘れてしまった場合や定期的に変更したい場合に迅速な対応が可能だ。
アクティブPINは、同社運営のICカードデータセンターでコマンド生成プログラムを動作させてチップ内部に情報を書き込む「暗証番号変更ASPサービス」、CAT(Credit Authorization Terminal:加盟店信用照会端末)をベースに各種暗号化・認証機能を追加した「暗証番号変更専用端末」の2つの要素で構成される。アクティブPINの導入により、端末のあるサービスカウンターにて、暗証番号の変更や照合を即座にすることが可能となる。
同社では「アクティブPIN」を11月より、クレジットカード会社およびカード会社と提携する流通会社などに対しASPサービスとして提供、暗証番号変更専用端末の販売とASPサービスにより、今後3年間で3億円の売上げを見込む。