ノキア・ジャパンは8月23日、フラッシュメモリを使用するネットワークセキュリティプラットフォーム「IP355」(中小規模オフィス向け)と「IP385」(中規模オフィス向け)の出荷を9月に開始すると発表した。さらに、大企業/ISP向けモデル「IP1220」「IP1260」にもフラッシュメモリベース・オプションを設定し、同じく9月に出荷開始する。
IP355とIP385は、ディスクベースの従来モデル「IP350」「IP380」のフラッシュメモリ版だ。同社は「ローカル環境にログを保存する必要のないユーザーに対し、より広い選択肢と高い信頼性を提供する」としている。
また、IP1220とIP1260については、フラッシュベース・オプションの追加により、ディスクのみ、フラッシュのみ、ディスクおよびフラッシュのハイブリッドという3種類の構成が選択可能となった。構成は導入後でも変更できるので、当初フラッシュベースを導入し、その後ニーズに合わせてハイブリッドに拡張するといった対応も行える。
主な機能としては、各種ファイアウォール機能、VPN、QoSなどを備える。IPv6にも対応している。
税込み価格は、IP355が115万2900円、IP385が207万9000円。IP1220については、ディスクベースおよびフラッシュベース・オプションが455万700円、ハイブリッド・オプションが499万6950円。IP1260は、ディスクベースおよびフラッシュベース・オプションが1019万5500円、ハイブリッド・オプションが1064万1750円となっている。