OracleとZend Technologiesは米国時間29日、PHPスクリプティング言語を用いたデータベースアプリケーションの開発を容易にするツール「Zend Core for Oracle」のベータ版をリリースした。この製品の正式版は今年中にリリースの準備が整うという。
Zend Core for Oracleには、PHPを利用して短期間でウェブアプリケーションを記述できるように設計されたドライバとインストール用ソフトウェアが含まれる。IBMもこれとよく似た「Zend Core for IBM」と呼ばれる製品を提供しているが、こちらはIBMの「Cloudscape」や「DB2」データベースから情報を取得するウェブアプリケーションの開発プロセスを短縮するためのものだ。OracleとIBMはこれまで、JavaやC、Cobolなどの言語を使うプログラマーの抱える問題を解決することに取り組んできた。しかし、ここへ来て両社は、PHPやその他のスクリプティング言語を使用する開発者に焦点を当て始めた。これらの言語は、ビジネスアプリケーションの記述に用いられることが多くなっている。スクリプティング言語は、JavaやCといった言語と比べ、学習が容易だとされている。
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