ネクサンティス、アクセス権限を集中管理できるシングルサインオン製品の新版を発売

エースラッシュ

2005-09-05 19:29

 ネクサンティスは9月5日、情報システムを利用するユーザーの役割に応じたアクセス権限を管理するシングルサインオンソフトの新版「AccessMasterバージョン7.0」を発表した。

 AccessMasterは、複数のアプリケーションに対するログイン認証手続きを一括するシングルサインオン(SSO)機能を提供するソフトである。クライアント/サーバやメインフレーム、ウェブアプリケーション、telnet、Lotus Notes、Citrix環境など、多くのアプリケーションに適用可能だ。ユーザー認証方法には、パスワード認証やICカード、PKI証明書、生体認証などを利用できる。

 新バージョンのAccessMaster7.0では、SSOの中核機能に加えて、所属部署や役職など、ユーザーごとの権限を管理してアプリケーションの利用を制御できるようにした。企業内に散在するユーザー権限情報をAccessMasterで一括管理する運用が可能である。

 社員情報を人事部門のLDAPディレクトリやSAP HR(人事管理ソフト)などで管理している場合、AccessMasterは、分散するLDAPデータベース上にある人事情報から最新のデータを参照して「VIR(Virtual Identity Repository)」を構築する。VIRをもとに、人物や部署に対してセキュリティポリシーを設定し、各アプリケーションのユーザーアカウント作成や削除を集約管理する。これによりビジネスの機敏性とセキュリティの向上が図れるほか、PKI認証局の機能によって社内認証局の構築とアイデンティティ管理、アクセスコントロールを一元管理する事も可能だ。

 同社では、10月26日から10月28日に開催される「Security Solution 2005」においてAccessMaster7.0を展示、デモンストレーションをする予定である。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]