日立コミュニケーションテクノロジーは9月20日、VoIPゲートウェイによる大規模ネットワークのIPアドレスを一元管理するSIPサーバソフトウェア「NT-SA」を発表した。10月20日より発売を開始する。
NT-SAは日立製作所の「IP電話化ソリューション」に対応しており、VoIPゲートウェイ「NTシリーズ」で構成されるネットワークで使える。従来H.323(VoIPネットワーク上で音声などを送受信するプロトコル)で従来実現していたゲートキーパによるゲートウェイ管理運用機能を、SIP上で実現する。IPアドレスや番号計画を一元管理することで、通信コストを削減し、保守および運用コストを低減できる。
VoIPゲートウェイ専用SIPサーバソフトであるので、大規模ネットワークに対応しているにもかかわらず、既存のSIPサーバやIP-PBXで管理する場合と比べ低価格で、設定も容易。拠点やゲートウェイの増設はNT-SAの設定を変更するだけで済む。
VoIPゲートウェイの接続台数は最大5000台。同時通話数は最大1000通話。対応OSはRed Hat Enterprise Linux ES3。同社では、NTシリーズとして年間1万台の販売を見込む。