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第2回 ESPと検索エンジン、企業ポータルの違い - (page 2)

吉川日出行(みずほ情報総研)

2005-10-25 10:00

ESPと企業ポータル(EIP)との違い

 さてもう1つ、「企業ポータル(EIP)」とESPの違いは何であろうか?

 いずれも、企業内の各種情報システムをシームレスに活用するための統合基盤であり、一時期は「企業ポータルの構築=検索エンジンの導入」と語られたように、企業ポータルにおける検索機能の利用は、最近では非常に一般的に見受けられるものである。しかしながら、これはESPの適用における1つの形態に過ぎない。企業内ポータル側からみれば、ESPは検索窓を実装するための1つの手段として位置づけられる。

 ESPはその定義のとおり、企業内の検索プラットフォームであり企業内ポータル以外からもその機能が利用できる。これに対して企業ポータルはそれ自体が独立した個別のアプリケーションであり、他のシステムに組み込んで使うわけではない。これが企業ポータルとESPの大きな違いである。

 ESPを導入することにより、企業ポータル上の検索窓以外にも、業務アプリケーションが必要なときに、そのストレージ内から検索機能を利用できる。たとえばCRMシステム上からESPを呼び出す場合には以下のような利用方法が考えられる(下図参照)。

ESPは1つのプラットフォームで複数の検索ニーズに対応できる


 これは個別業務システムにESPを組み込んだ一例であるが、このように、さまざまな検索ニーズに対して、1つのプラットフォームで対応できる検索基盤がESPである。上記の場合CRMシステムは呼び出し時に使うパラメータを変更するだけで3つの使い分けを自由に実行できる。

 ESPと従来とのツールとの相違点をまとめると以上のようになるが、ここで述べてきたようにESPは、従来ツールに比較してより拡張性と可用性を備えた新しい基盤である。

 では具体的にはESPはどのような機能を持つものなのか? ESPの各機能詳細については次回以降で解説する。

みずほ情報総研 吉川日出行
技術士(情報工学部門)・ITコーディネータ

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