NTTコムウェアは10月19日、オープンソースの負荷分散ソフト「UltraMonkey」を大幅に機能拡充し、ソースコードを公開した。
今回の機能拡充により、ショッピングサイトなどユーザーが連続してアクセスするウェブサイトなどで必須となるセッション管理機能「Layer7負荷分散機能」および暗号化された情報への対応「SSL暗号化された情報の負荷分散機能」が追加された。
従来のLayer4までの情報ではセッション管理をし、ユーザー毎の情報を意識した負荷分散は実行できないが、Layer7までの情報に対応したことでセッションを意識した同一サーバへの振り分けなど、理想的な負荷分散を実現している。また、個人名や住所、電話番号、口座番号などの情報漏洩を防ぐため、SSL暗号にも対応している。
なお、ソースコードについてはすでにSourceForge.jpで公開中であり、UltraMonkeyのコミュニティサイトでも公開される予定となっている。