NPO法人のOSCARアライアンスは12月2日、ニユートーキヨーがオープンソースとして公開した外食産業向け販売管理/在庫管理業務Webアプリケーション「Olut(オルット)」ダウンロードサービスを開始することを発表した。
Olutは、ニユートーキヨーの物流/調達子会社であるエヌティー・トレーディング・コーポレーション(NTC)の販売/在庫管理システムが再構築されたWebアプリケーション。OSにLinux、WebサーバにApache、データベースにPostgreSQL、開発言語にPHPが採用されている。
ニユートーキヨーにとって業務系アプリケーションのオープンソース化は3回目だ。同社が最初にオープンソース公開した受発注システム「Cerveza(セルベッサ)」はJavaで開発されたものだったが、第2弾の座席予約システム「GARAGARDOA(ガラガラドア)」はPHP。今回もPHPで、習得の容易さや処理の速さが言語選択の決め手という。OSCARアライアンスでは、Javaよりも容易なため、今回公開されたOlutが自由にカスタマイズされ、広く利用されることに期待している。
OSCARアライアンスは、オープンソース開発の支援活動として、業務系アプリケーションのオープンソース化の普及啓蒙、および開発支援を行っている。そのダウンロードサービスでは、「オープンソース・ビジネス・リーグ by OSCAR」を採用。GPLをベースとし、ソースコードを改変した場合に改変コードを公開することを明示するライセンス制度によって、ユーザー企業間でシステムを共有、改善を促していく。