日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月8日、容量密度が業界最高クラスという新型テープライブラリ装置「HP StorageWorks MSL2024テープライブラリ」と、中小規模システム向けバックアップソフト「HP StorageWorks Data Protector Express(DPX)」の販売を開始した。税込み価格は、MSL2024が157万5000円から、DPXが12万1800円。いずれも1月上旬に受注を開始する。
MSL2024は、2Uサイズの筐体に24巻のUltriumメディアを格納できるテープライブラリ装置。Ultirum960ドライブ1台またはUltrium448ドライブ2台の搭載が可能。Ultrium960メディアを使用すると、非圧縮時の最大容量は9.6テラバイトとなる。バーコードリーダーを標準装備し、ウェブベースのリモート管理機能と合わせ、テープカートリッジを自動交換しながら複数世代のデータを保存する、といった運用も容易に実施できる。
DPXは、10台程度のx86サーバおよび1テラバイト以下のデータを扱うシステムのバックアップ用に設計された。Windowsのほか、LinuxおよびNetWareシステムもバックアップできる。オプションライセンスを購入すると、災害時などのサーバ復旧を容易にするOBDR機能が利用できる。