日本電通(上敏郎社長)と日本ビジネスコンピューター(JBCC、石黒和義社長)は、両社のビジネス分野の拡大と競争力の強化を図るため、業務提携すると発表した。日本電通の情報統合ネットワーク事業とJBCCのIT活用に関するトータル・サービスを連携させることで、より高度で幅広いソリューションを提供することが目的。
日本電通は、JBCCのもつ全国ベースでの支援体制や、24時間365日体制でネットワークとシステムの運用支援・監視を行うSMAC(ソリューション・マネージ メント・アンド・アクセスセンター)、最新ソリューションの検証やデモンストレーションを行うSLCC(ソリューション・コンピテンシー・センター)を活用することで、顧客へのサポート内容を充実させる。
一方、JBCCでは、自社の顧客やビジネス・パートナーのマルチメディア情報統合ネットワーク構築に関し、日本電通の技術とサービスを活用する。さらに日本電通の関連会社ニックコンピュータサービスは、JBCCのビジネス・パートナーとなり、IBMやJBCC製品の販売を行う。
また、両社の信頼・協力関係をより強固なものとするため、提携内容の強化について具体的に検討・実施していくとともに、株式の相互保有といった資本提携についても検討していく。