IDSシェアーは1月17日、独Siemens Groupが同社の「ARIS Audit Manager」を活用し、米国企業改革法(SOX法)の要件をすべて満たし、独DAX上場企業で米国の株式市場にも上場する最初の企業の1社として、独立監査会社の承認を取得したと発表した。証券取引委員会への20-Fフォームの提出)は、2005年12月8日に行われた。
Siemens Groupは、SOX法の要件にしたがって監査を受ける必要に直面していた。そこでシーメンスは、IDSシェアーのARIS Audit Managerとプロセスコンサルティングを活用。約40カ国の120以上に上るシーメンスの部署で法規制のテストを実施した。
Siemens Groupは、ARIS Audit ManagerWorkflowでテストを管理したほか、IDSシェアーと共同で「欠陥部分」をレポートするための新たなコンポーネントを設計、開発。このコンポーネントは、関係するすべての部署で用いられる必要があった。
Siemens Groupの外部監査会社であるKPMGも、ARIS Audit Managerによってうまく欠陥部分を記録できたことで、監査プロセスの効率が上昇したという。また、内部のテスターと外部の監査会社によって共同でデータベースを作成し、企業内の組織全般へ適用、評価することが可能になっている。