日本BEAシステムズとIDSシェアー・ジャパンは10月20日、ビジネスプロセス管理(BPM)分野で協業すると発表した。第一弾の活動として、日本BEAのビジネスプロセス統合基盤「BEA WebLogic Integration」とIDSシェアーのビジネスプロセス評価ツール「ARIS Process Performance Manager(PPM)」 とを連携させ、相互検証を実施した。
BPM向け製品として、IDSシェアーは評価フェーズ用のARIS PPMのほか、プロセス設計/再設計フェーズ用の「ARIS Toolset」を用意している。さらに、BPMコンサルティングサービスも手がける。一方、日本BEAは、J2EE対応アプリケーション基盤スイート製品「BEA WebLogic Platform」のシステム統合基盤製品であるBEA WebLogic IntegrationでBPMランタイムエンジンを提供し、「ビジネスプロセスの運用を支える基盤製品として数多くの顧客に導入されている」(両社)。
今回実施した導入/実行フェーズ用のBEA WebLogic IntegrationとARIS PPMによるデータ連携検証について、両社は「BPMサイクルのシームレスな連携実現を見据えた重要な第一歩」としている。
両社は、設計/再設計フェーズ用のARIS Toolsetと導入・実行フェーズ用のJava開発ツール「BEA WebLogic Workshop」についても、今後BPEL形式データを使った連携動作を検証していく。