SAPジャパンとIDSシェアー・ジャパンは7月4日、業務プロセスのモデリングから運用までのサイクルを支えるために連携する両者のソフトの再販を互いに開始した。SAPジャパンは独IDS Scheerの「ARIS for SAP NetWeaver」などARIS製品群を、IDSシェアー・ジャパンは独SAPの「mySAP Business Suite」などSAP全製品を販売する。
IDS ScheerのARISは、業務プロセスのライフライクルを管理する方法論であり、業務プロセスをモデリングするソフトウェアである。ARIS自体は汎用的なモデリング・ツールだが、SAPのNetWeaverと連携するための機能を持つ。一方、SAPの製品群は、ERP(統合業務パッケージ)を中核とするアプリケーション開発・運用環境である。
両者を組み合わせることで、個々の企業に合わせた業務プロセスの設計と実装、モニタリングによる業務の再設計が可能になる。業務プロセスの設計と実装はこうだ。SAPが用意する業務のシナリオを元にARISを用いて業務プロセスをモデリングすると、SAP NetWeaverの中核ソフトであるSAP Exchange Infrastructureのパラメータを自動的に設定する。