トランスコスモスは3月3日、タブレットPCでクレジットカードの申し込み情報を入力できるASP型サービス「電子申込書システムソリューション」の提供を、グループ会社のBPSと共同で始めたと発表した。
これまで屋外や店舗先でクレジットカードの申し込み手続きを行うには、紙の申込書を使用する必要があった。電子申込書システムソリューションを利用すると、申込者がタブレットPC型の専用端末で直接情報を入力できるようになる。両社は、端末、通信およびセキュリティインフラ、トレーサビリティサービスを合わせて提供する。
入力情報は暗号化、電子化し、PHS回線経由でFISC基準準拠のデータセンターに収納した後、クレジットカード会社にデータ納品する。クレジットカード会社が自動審査システムと連動させると、即時カード発行も可能となる。キーボードを使わない入力インターフェースを採用しており、手書きサインを本人認証の手段として画像で取り込むこともできる。
紙の申込書が発生しないため、原票紛失リスクがなくなる。また、集荷、回収、受付管理、データ登録、センター運用など、業務コストの大幅な削減が可能となる。ASP型サービスであるため、開発、機器、インフラに関係する投資費用が発生しない。
同サービスは、BPSがシステムを開発、運営し、トランスコスモスが販売する。BPSでは、初年度の販売目標を約3億円としている。