「出会い系サイトの宣伝」が倍増--スパムメールに関するシマンテック調査より

CNET Japan Staff

2006-03-09 07:24

 シマンテックは3月8日、インターネット利用歴3年以上のインターネットユーザー年代別男女1100人を対象に実施したスパムメールに関する実態調査結果を公表した。同調査は2006年1月中旬に、インフォプラントの協力によって実施された。調査は今回で3度目。

 その結果、スパムメールについて、おおよそどのようなものか認識している割合は74.4%と前回調査より増加。スパムが増えていると感じる回答者は68.0%に及んでいる。メールアドレスが漏れた原因は、「無料メールアドレスを申し込んだ」(21.7%)、「自分のホームページなどでアドレスを表示したことがある」(16.9%)など。また、約4人に1人が「心当たりが全くない」(24.7%)としている。

 スパム受信時に何らかの対応をする回答者は約4割。そのうち約1割は、「メール内の宛先に拒否する旨のメールを送る」「メールに書かれたURL内の拒否手続き等に従う」とスパムに対して能動的なアクションを取っている。

 何らかの対策をとっているとする回答者は83.9%に及ぶが、最も多いのは、「メールを見て、手動で削除」(57.4%)という対応。「メーラーのフィルター機能」(今回32.6% 前回24.8%)「プロバイダ提供のフィルタリングサービス」(今回28.1% 前回21.1%)「メールをフィルタリングするソフトウェア」(今回13.0% 前回9.8%)の利用は増えてきている。

 スパムメールの内容は多様だが、「出会い系サイトの宣伝」が51.9%で最も多く、24.1%だった前回から倍増している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  3. セキュリティ

    経営陣に伝わりづらい「EDR」の必要性、従来型EDRの運用課題を解決するヒントを解説

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]