シマンテックは3月8日、インターネット利用歴3年以上のインターネットユーザー年代別男女1100人を対象に実施したスパムメールに関する実態調査結果を公表した。同調査は2006年1月中旬に、インフォプラントの協力によって実施された。調査は今回で3度目。
その結果、スパムメールについて、おおよそどのようなものか認識している割合は74.4%と前回調査より増加。スパムが増えていると感じる回答者は68.0%に及んでいる。メールアドレスが漏れた原因は、「無料メールアドレスを申し込んだ」(21.7%)、「自分のホームページなどでアドレスを表示したことがある」(16.9%)など。また、約4人に1人が「心当たりが全くない」(24.7%)としている。
スパム受信時に何らかの対応をする回答者は約4割。そのうち約1割は、「メール内の宛先に拒否する旨のメールを送る」「メールに書かれたURL内の拒否手続き等に従う」とスパムに対して能動的なアクションを取っている。
何らかの対策をとっているとする回答者は83.9%に及ぶが、最も多いのは、「メールを見て、手動で削除」(57.4%)という対応。「メーラーのフィルター機能」(今回32.6% 前回24.8%)「プロバイダ提供のフィルタリングサービス」(今回28.1% 前回21.1%)「メールをフィルタリングするソフトウェア」(今回13.0% 前回9.8%)の利用は増えてきている。
スパムメールの内容は多様だが、「出会い系サイトの宣伝」が51.9%で最も多く、24.1%だった前回から倍増している。