日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は3月8日、同社のクライアントPC認証&検疫ソリューション「HP Quarantine System ver. 2.0」とシマンテックが販売する企業向けウィルス対策ソフトウェア「Symantec AntiVirus CorporateEdition(SAVCE)」「Symantec Client Security(SCS)」を組み合わせたソリューションの受注を同日より開始すると発表した。
同ソリューションを利用することで、たとえばSAVCEおよびSCSの管理サーバに設定されたウィルス対策ポリシーを、HP Quarantine Systemの管理サーバであるQu Managerが引き継ぎ、クライアントに対するQu Agentを通じた通常の認証、検疫に加えてSAVCEおよびSCSの管理ポリシーの反映が可能になる。
また、PCクライアントにインストールされるQu AgentとSAVCEおよびSCSのエージェントがAPIで連携し、HP Quarantine Systemの検疫項目の中に各クライアントにおけるSAVCEおよびSCSの状態チェックを含めることができるようになる。
HP Quarantine Systemは検疫の機能を備えており、一方のシマンテック製ウィルス対策ソフトウェアがクライアント保護に強いことから、両社の強みを組み合わせた連携ソリューションが生まれた。同ソリューションは、日本HPとシマンテックの協業で、コンサルティングサービスを伴ったトータルソリューションとして提供される。