NECとアルティア橋本、金型に直接RFIDを装着する管理システムの実証実験

ニューズフロント 2006年03月17日 14時37分

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 NECとアルティア橋本は3月17日、自動車用外装部品の製造に使う金型や製造設備などに無線ICタグ(RFID)を直接取り付けて管理する「金型管理システム」について、実証実験を共同で実施していると発表した。実験は1月から3月末まで実施する。

 アルティア橋本は、自動車用外装部品の製造を手がける企業だ。こうした外装部品を作る際に使用する金型は、RFIDの装着が難しい金属素材であり、高熱や油にさらされ、振動や湿度などの厳しい環境で利用される。

 これまで金型を棚卸ししたり工場間で移動したりする場合には、金型の現物と紙の台帳を目視で照合していた。この作業には非常に時間がかかるうえ、金型を保管棚から出し入れすることから安全面の問題もあった。

 実証実験では、NECとNECエンジニアリングのRFID技術を適用した。RFIDの装着が難しいとされる金型本体に金属対応RFIDを直付けし、資産の棚卸しや工場間移管の際に、ハンディターミナルを通してサーバの保管場所情報や移管情報を参照し、それらの内容を適宜変更する。

 なお、サーバ上の資産管理電子台帳上は、NEC、アルティア橋本、村瀬電気が共同で構築した。この台帳には、4万点の金型および冶具、7000点の製造装置などの資産に対し、型番、保管場所(工場名と倉庫内設置位置)、利用履歴などを登録してある。本社のサーバで一元管理し、WAN経由で各工場から共有できる。

 RFIDで金型を管理したところ、迅速かつ正確な資産情報の確認、更新が可能となり、棚卸し管理工数を50%削減することに成功した。

 アルティア橋本では、今後、同社の6工場で保有する4万点の金型、冶具、設備機械などすべての生産設備資産を対象に、RFID直付け金型管理システムの導入を計画している。棚卸し管理工数の80%削減や、資産管理精度のさらなる向上を目指す。

 一方、NECは、製造業向けのRFID活用ソリューションの商品化するとともに、RFID事業の推進を目指す。

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