ターボリナックスは3月27日、京都府京田辺市の学校教育現場における、オープンソースソフトウェア(OSS)デスクトップ環境を活用するための実証実験において、デスクトップOS(オペレーティングシステム)に「Turbolinux FUJI」が採用されたことを発表した。
このプロジェクトは、財団法人コンピュータ教育開発センター(CEC)が実施する2005年度教育情報化促進基盤整備事業「Open School Platform」プロジェクトに内田洋行が応募し、実施されるもの。
実証実験は、京田辺市の小・中学校3校において実施され、約650人の児童生徒が算数、社会、理科、総合学習の時間にOSSデスクトップを活用した学習を行う。学習においては、統合オフィスツール「StarSuite」をはじめ、画像処理ソフト、ブラウザ、デジタルカメラの操作などを学ぶ予定だ。
また、京田辺市教育委員会によるリモートメンテナンスと訪問サポートを軸としたOSSデスクトップ環境の運用/サポートモデルを構築することも計画されている。これにより、OSSデスクトップ環境の実用性を実証し、運用/サポートにおける望ましいモデルの構築を目指している。