5320モデルでは、Sunが2005年に発売したAMDのOpteronベースのx86サーバライン「Galaxy」が使われている。前の5310モデルでは、Intelのチップが採用されていた。
Honeycomb計画
OpteronベースのGalaxy製品ラインは今後も登場する予定だ。これには、発表が遅れているHoneycombシステムも含まれる。同システムは、ストレージにもプロセス処理を行わせるべきだという、Sunのアイデアを具現化したものになる。
「データを使って何かをしようと思ったら、データをサーバに移してから処理をするのが普通だろう。しかし、ストレージシステムに処理させるのが、新しい考え方だ」
Honeycombで最も期待されるのが、メタデータとして個々のデータに付加される情報だ。これにより、医療の現場で使われるX線データや、野球のビデオのアーカイブなどの非構造化データが扱いやすくなる。「カート・シリングが投げたカーブを見たいときなどに、システムがそれを見つけ出してくれる」とCanepaは述べる。
Honeycombシステムは当初、2005年に投入される予定だった。しかし、同製品は「向こう数四半期のうちに発売される」とCanepaは述べる。「現在は、製品が正しく動くことや、正しいアプリケーションと組み合わせられていることを確認中だ」(Canepa氏)
同社ではまた、データベーストランザクションを扱うシステムや、ミッションクリティカルなシステム以外の用途向けに「Thumper」というストレージ技術も開発中だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ