ストレージ市場への本格的な進出を目指すサン・マイクロシステムズ

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:尾本香里(編集部) 2006年05月02日 18時36分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Sun Microsystemsの幹部たちは米国時間5月2日、ストレージ製品に関する発表を行う予定だ。同社のストレージビジネスは、過去に紆余曲折があったものの、同社の将来を左右する重要な要素となっている。

 Sunの会長で前最高経営責任者(CEO)であるScott McNealy氏は2日、ワシントンDCにおいて、四半期ごとの製品発表会を催す予定だ。ここでは、新しいハードウェアシステムやソフトウェア製品、同社が買収したStorageTekの製品と自社製品との統合についても発表される予定だ。

 Sunは、EMCやNetwork Applianceなどのストレージ専門メーカーや、Hewlett-PackardやIBMなどが提供するストレージ製品のひしめく市場に食い込めずにいる。しかし、Sunはデータセンター事業者が必要とするもののほとんどすべてを提供するという野望を捨てていない。同社は、関連製品の売り上げを確保しようと目論み、30億ドルもの大金をはたいて2005年にStorageTekを買収した。

 Sunは、次世代の製品こそが、業績好転の鍵を握っていると期待している。同社が期待を寄せる製品の1つがミッドレンジのNAS(Network Attached Storage)システム「StorageTek 5320」だ。この製品は、容量2テラバイトのエントリーモデルで5万ドルするが、Sunは新製品のお試しプログラムを延長し、顧客に60日間無料で同製品を提供している。

 5320モデルは、Sunにとってまさに、同社のさまざまな技術をストレージ製品と統合するという試みを象徴する製品となる。同製品はStorageTekブランドとして販売される。ストレージ市場への本格的な進出によって利益を上げようとする同社は、この分野の製品のすべてにStorageTekブランドを採用している。Sunが2005年にProcom TechnologyからNAS製品の知的財産権を買収しており、同社が提供するNAS製品では、このときに獲得したOSが使われている。しかし、SunのData Management Groupでエグゼクティブバイスプレジデントを務めるMark Canepa氏は、今後数四半期のうちにSolarisに移行する予定だと述べる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化