グループネットは5月15日、検索エンジンや文書管理システムの検索結果を自動的に整理し、分類する米Vivisimo製のソフトウェア「Vivisimo Clustering Engine」を、同日より出荷開始したと発表した。ポータルサイトの検索サービス向けオプション機能や、企業の社内情報検索システムとしての用途を見込む。
グループネットではソフトウェアの導入例として、検索サイトClustyを公開している。
キーワード検索を行うと、検索結果の文書ファイルに頻出する別のキーワードを抽出し、それらをカテゴリとして生成。各キーワードごとに検索結果を分類、表示する。
たとえば「Web2.0」というキーワードで検索すると、「時代」40件、「SEO」10件、「マーケティング 」9件、「Google」9件、「変化」6件というように、検索結果をカテゴリ分けして表示する。
検索のつど自動的にカテゴリの生成、分類のため、管理者がカテゴリの更新を行う必要がない。また利用者が思いつかないようなカテゴリ項目を作り出す、データマイニング的要素も備えるという。価格は250万円から。取り扱う文書ファイル数や検索実行回数などに応じて設定する。初年度25社の契約獲得を目指す。