リコーは5月18日、同社のレーザープリンタ「IPSiOシリーズ」用オプションソフトウェアの新製品として、ウイングアークテクノロジーズの帳票運用ミドルウエア「Report Director Enterprise(RDE)」を使用した基幹帳票システムにおいて、分散印刷環境を構築できる「IPSiOリモートプリント for RDE」を発表した。
IPSiOリモートプリント for RDEは、IPSiOシリーズ上でJava言語のアプリケーションを動作させるリコー独自のプラットフォーム「Embedded Software Architecture」に準拠して開発された。基幹システムで一括処理した大容量の帳票データを、ネットワーク経由で各拠点に圧縮転送し、プリンタ上で解凍処理してから印刷する。データの解凍処理を行うために各拠点に設置するサーバが不要になり、各拠点の印刷環境を集中管理できることが特徴だ。
IPSiOリモートプリント for RDEの標準価格は3万9900円。初期の対応機種は、IPSiO CX9800/CX8800/NX860e/Pro100。2006年6月よりCX9800M/CX8800M/Pro100Mに対応し、その後も順次対応機種を拡大する計画だ。
出荷は5月22日に開始され、年間2000本の売上げを見込む。