NECソフトとポイントセックは6月1日、PC向け情報漏えい対策ソフト「pointsec」の最新版を販売開始した。
pointsecは、ポイントセックの親会社であるスウェーデンPointsec Mobile Technologiesが開発したソフト。ハードディスクを暗号化する「Pointsec for PC」と、リムーバブルメディア全体を暗号化する「Pointsec Media Encryption(PME)」という2製品で構成する。
ハードディスク暗号化ソフトの最新版「Pointsec for PC 6.0」は、マイクロソフトのSmartCardログオン機能に対応した。電子証明書をSmartCardに格納することで、証明書認証を使ったWindowsログオンが可能となる。また、USBトークン認証機能および休止状態機能への対応を強化している。価格は、「Administrator's Package」が50万3000円、「User's License」が1万9000円、「アップデートライセンス(1年)」が3000円。
リムーバブルメディア暗号化ソフトの最新版「Pointsec Media Encryption 2.4」は、指紋やICカードなどを利用するほかの認証製品との共存性を高めた。これにより、すでに別の認証製品を利用しているユーザーシステムにも、PMEを導入できる。価格は、「PME Administrator's Package」が4万4200円、「PME User's License」が9200円、「PMEアップデートライセンス(1年)」が1200円。
NECソフトでは、製品販売、SIサービス、保守を含め、今後3年間に30万ライセンスの販売と、約40億円の売上高を見込む。また、6月7日から9日に幕張メッセで開催されるINTEROP2006に、pointsecを出展する。