F5ネットワークスは6月7日、松井証券がオンライン取引システムの拡張にあたり、F5の最新製品「BIG-IP v9」を採用したことを発表した。
松井証券では、すでに2002年よりBIG-IPを活用していた。現在、当時に比べてトラフィックが飛躍的に伸びてきており、今後も増加が見込まれることから、さらに処理能力を高めるべくシステムを大規模拡張することを決定。F5の「BIG-IP6400」および「BIG-IP1500」を採用した。
ネットワーク構成は、アクティブ/スタンバイ構成で設置されたBIG-IP6400の配下にウェブサーバと複数台のBIG-IP1500が接続された構成で、サーバのトラフィック管理と同時にSSLの暗復号化処理が行われている。
新システムは、2006年4月に稼動を開始。今後、処理負荷の高いSSLトラフィックが増加した場合にも、システム全体のパフォーマンスに影響しない。