IBMは米国時間7月10日、デスクトップコラボレーションアプリケーション「Lotus Notes」のLinux版を発表する計画だ。
Linux向けとなる「Lotus Notes on Linux 7.0.1」は、オープンソースフレームワークのEclipseをベースとしたもので、7月24日に一般提供を開始する予定だ。同技術は、2007年に出荷を予定している次期版のLotus Notes(開発コード名「Hannover」)でも利用される。
「当初、Lotus Notes on Linuxは、Hannoverと同じ時期に発表する予定だったが、早めに提供することにした。ドイツ、インド、中国、ブラジルを中心に、顧客からのニーズが非常に高いからだ」とワールドワイドでLotus Notesの営業を統括するIBMのEd Brill氏は述べた。
Linux向けにチューニングされたLotus Notesは、MicrosoftのWindowsやApple ComputerのMac OSなどのプロプライエタリなOSを使わないと決めた企業を支援するよう設計されている。IBMによると、Hannoverがリリースされると、完全な生産性ツールとして機能する計画だという。
Brillによると、Windows、Macintoshを利用するLotus Notesユーザーは、Linux版へ無償で乗り換えできる。新規にライセンスを購入する場合は、WindowsやMacintoshと同じ価格になるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ