IBMと京セラミタは7月26日、京セラミタのプリンタ製品全ラインでIBMの消費電力効率に優れた技術を採用していること、および次世代プリンタ製品でもこの技術を活用していくことを「デザイン・オートメーション・カンファレンス」において発表した。
京セラミタは、標準IBM PowerPC 750プロセッサなどを採用し、カスタマイズされたIBMテクノロジを活用して、プリンタ製品を市場へ迅速に提供してきた。同社はさらに、単一機能のローエンドモノクロページレーザープリンタから高性能の多機能モノクロ/カラーレーザーシステムまで、製品ライン全体でPower Architectureテクノロジコア搭載の有無に関わらず、IBMの特定用途向け集積回路「ASIC(Application Specific Integrated Circuits)」を採用している。
Power.orgのメンバーでもある京セラミタは、プリンタの設計に、同じインターフェース、ASIC、ボード設計を活用し、IBM PowerPCプロセッサの高速モデルを採用することで、システム更新サイクルに必要な市場投入時間を短縮した。