サン、1.8GHzの「UltraSPARC IV+」を発表

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2006-08-23 16:28

 Sun Microsystemsは先週、同社のプロセッサ「UltraSPARC IV+」の最高処理速度を、1.5GHzから1.8GHzへと引き上げた。同社によると、処理速度の高速化により、同プロセッサを搭載したサーバのパフォーマンスが全体的に約20%向上するという。Sunは、1.5GHzチップを使用したシステムを投入することで、奪われた市場シェアを取り戻していた。しかし、IBMは8月に入ってから、同社プロセッサ「Power5+」をアップグレードし、Hewlett-Packard(HP)は、自社のサーバ製品に、Intelの最新プロセッサ「Itanium」(開発コード名「Montecito」)を今後数週間の内に搭載する予定だ。

 Sunはまた、IBMおよびHP製品を使用しているユーザーを対象に、同社のラック型サーバ「Sun Fire E6900」や「Sun Fire E25K」を無料で提供するなど、積極的な売り込み活動を始めている。購入した場合、両製品の価格はそれぞれ5万5000ドルと31万5000ドルとなっている。同社によると、新型サーバには、最新の入出力(I/O)用サブシステム、PCI-Xスロットが搭載されているという。Sunはまた、同社のプロセッサ「UltraSPARC T1」(開発コード名「Niagara」)をローエンド向けに提供してきた一方、UltraSPARC IV+をよりメインストリーム向けに位置づけている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]