アイログは8月28日、アッカ・ネットワークスにビジネスルール管理システム(BRMS)「ILOG JRules」を導入したと発表した。これによりアッカはサービス投入の効率化と、システムの生産性の向上を図るという。
アッカは、サービスの受注やロジスティックなどの業務で、顧客のサービス仕様に合わせた処理を行っており、これに絡むシステムのメンテナンスが業務を圧迫していたという。
ILOG JRulesは、企業が持つ複数の業務システムに対し「もし顧客の選択したサービスがAならば、料金はBとする」といったビジネスルールの設定や変更を一元的に行える。ルールの記述を自然言語で行うため、高度なプログラミング技術を持たない従業員でも扱えるという。
アッカではILOG JRulesを導入することで、ビジネスルールの管理を業務アプリケーションから切り離し、システムを停止することなくルールの設定、変更を可能にした。これによりメンテナンスを容易にし、従来は半月~1カ月かかっていたシステム改修を、数時間で完了できるようにしたという。
またアッカは今後対応を検討する、移動体通信と固定通信を融合させたFMCサービスの料金システムや課金業務にも、ILOG JRulesを利用する予定。アイログでは継続的にアッカのBRMS運用をサポートするとしている。