ネクストコムとノーテルネットワークスは9月26日、無線メッシュネットワーク分野で協業すると発表した。両社は、全国の自治体や公共機関、大学などに対する無線メッシュソリューションの提案を共同で展開していく。
協業において、ノーテルは無線メッシュ製品の提供を、ネクストコムはシステムの提案および構築支援を担当する。
さらに、ノーテルの無線メッシュ製品に、ネクストコムの無線ICタグ(RFID)といった製品を組み合わせ、より付加価値の高い形態でのソリューション提案も行う予定だ。
従来の無線LANは、それぞれの無線アクセスポイント(AP)をイーサネットで接続する必要があったため、有線が導入されにくい地域や無線LAN環境を広範囲に構築する場合などは、膨大な導入・運用コストや工期が必要となっている。無線メッシュネットワークでは、1台〜数台のAPを有線接続すれば、その他のAPは相互に無線LAN通信を行い、メッシュ状の無線LAN環境が構築されることから、導入・運用コストの削減につながるとされている。