トランスコスモスは10月2日、中国・天津市に1995年に設立した100%出資会社である大宇宙信息創造が提供するオフショア開発サービスを、「ODC(Offshore Development Center:オフショア開発センター)」サービスとして10月から提供すると発表した。
現在大宇宙は、トランスコスモスが日本国内で受託した情報システム開発業務について、詳細設計/構築、実装、およびテストなどの作業を中国で実施している。また、中国に進出した日系企業向けのシステムソリューションサービスも提供する。
今回開始するODCサービスでは、中国に進出している海外企業を対象に、大宇宙が専任の開発スタッフおよび設備などのリソースをすべて準備する。
大宇宙は業務拡大に伴い、地上8階、地下1階の第2ビルを2006年7月に竣工。このうち開発センターとして使われるのは3階から8階部分で、すべてカード認証による入退室管理および24時間作動の赤外線カメラなどのセキュリティを完備した。2007年度に、1000人の雇用体制および売上高28億円を目指す。