NetSuiteは5月25日、日本法人「ネットスイート株式会社」を、2006年4月に設立したことを発表した。マイクロソフトなどで要職を務めた東貴彦氏が代表取締役社長を務める。
ネットスイートは、基幹業務統合型オンデマンドソフトウエア(Software as a Service:SaaS)を提供する企業。日本法人は、日本市場でのCRMのサービス提供からスタートし、ERP、Ecommerceを包含するオンデマンドの統合化アプリケーションスイートの提供へとサービスを拡大していく予定だ。
日本法人設立にあたり、ネットスイートはトランスコスモスおよびインスパイアと資本提携。トランスコスモスとは、NetSuite製品の販売と日本市場向け機能の開発についても提携する。
当初提供するサービスは、販売管理、パートナー管理、およびeCRM機能などを搭載し、Ajaxユーザーインターフェイスを採用した「NetSuite CRM+」。1アカウントあたり月額1万5000円で利用できる。なお、2006年6月末をめどにリリースされる予定のインセンティブ管理や高度なWebサイト構築、分析などの追加モジュールを利用するためには、追加料金が必要となる。