エス・エス・ジェイ(SSJ)は10月4日、倉敷中央病院(岡山県倉敷市)が同社のERPパッケージ(統合業務パッケージ)「SuperStream」を導入したことを発表した。
同病院では、2000年問題を暫定的な対応で乗り切った医療会計システムのIT化について、旧システムの老朽化などにより限界に達したと判断。新たな会計システムへの移行を2004年4月から検討していた。
その結果、病院会計準則など法制度の変更や最新の会計制度にタイムリーにアップデートできること、また電子帳票や業務効率化などの点から、自社開発システムではなくパッケージ製品の導入を選択した。
パッケージ製品の選定にあたっては、1伝票の明細件数が999件まで入力可能であり、電子保存・確認を部署別にできること、患者個々のデータ管理に幅広く対応でき、特に損害保険などの複雑な債権と入金明細とのマッチングが可能であることなどを評価。2004年9月にSuperStreamの導入を決定した。
導入作業は2005年1月から開始し、同年10月に稼動した。今回の導入で倉敷中央病院は、病院会計システムのデータ管理を実現し、社会福祉法人天寿会の2法人での管理会計機能の集約を推進している。
導入されたシステムは以下の通り。
- 基幹会計システム:SuperStream-CORE
- 支払管理システム:SuperStream-AP+
- 債権管理システム:SuperStream-AR+
- 固定資産・リース資産管理システム:SuperStream-FA+
- 分散入力システム:SuperStream-field