ASPとゼンド・ジャパンは10月20日、ASPのウェブ対応業務システム「助太刀」シリーズについて技術提携したと発表した。これにより、ASPは日本IBMのサーバ用OS「i5/OS」向けの助太刀シリーズを販売していく。
助太刀は、PHP環境で構築された業務システム。会計、販売管理、給与、就業管理などの機能を提供する。ウェブベースであるため、クライアントに対するソフト配布、インストール、バージョン管理を行う必要がなく、運用管理の負荷を軽減できるという。ネット経由でサービスを提供できることから、複数の拠点で作業や情報の共有が行える。
今回の技術提携により、ASPは、助太刀シリーズにおいて、i5/OS用ドライバとライブラリがバンドルされたゼンドのPHP言語環境「Zend Core for i5/OS日本語版」を採用した。一方、ゼンドは、稼働確認などの技術サポートを提供した。
両社は、今後もアプリケーションやシステムの開発に共同で取り組む。さらに、PHPアプリケーション統合プラットフォーム「Zend Platform for i5/OS」などの導入も進める。
なお、i5/OS版の助太刀シリーズは、第1弾の製品として「助太刀会計」「助太刀販売管理」を11月1日より販売する。価格は、購入費が300万円から、運用費が月額10万円からとなる予定。初年度100社への導入を見込む。