編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方

「Linuxサポートはオラクルにとって戦略的価値あり」:Ubuntuプロジェクトの創始者が語る - (page 2)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2006-10-23 19:32

 Shuttleworth氏は、過去にもLinuxが戦略的ツールとして利用された例があるとし、その一例としてRed Hatとサーバ販売会社との関係を挙げた。同氏は詳しくは語らなかったが、その1つの例としては、Red Hatの製品は高すぎるとして、Novell製の比較的安価なSUSE Linux Enterprise Serverを再販売する戦略を取っているDellが挙げられる。

 Shuttleworth氏は、「大手ハードウェアベンダー各社とRed Hatとの関係を見ると、(ハードウェアメーカー各社は自社版Linuxを販売していないにも関わらず)両者の間で戦術的ゲームが展開されていることは明白だ」とした上で、「その点Oracleの場合、市場に同様の戦術的影響を与えるためのコストは(ハードウェアベンダー各社に比べ)はるかに安く済む。Oracleはただ、目標を達成するために別の戦略を選択すればいいだけだ」と指摘した。

 この件についてOracleにコメントを求めたが、回答は得られなかった。しかし、Oracleは、Canonicalのサーバ市場参入に向けた取り組みを知らないわけではない。

 Oracle Technology NetworkのJustin Kestelyn氏は自身のブログ上で、Highway 101のOracle本社(カリフォルニア州レッドウッドショアーズ)に向かうための出口付近にUbuntuの広告看板が設置されたと述べた。

 しかしShuttleworth氏は、看板の設置場所について、単にその付近でよく渋滞が発生するため、と説明した。

 Shuttleworth氏は、「私はOracleが、同社自身が必要とするLinuxの各部分をうまくサポートする技術や能力を備えていると確信している」とし、さらに「(Oracleは)Linuxをめぐる競争は、WindowsやAIX、Solarisをめぐる競争とは異なるという明確なメッセージを市場に送ることになるだろう」と語った。

 Linux業界の関係者らも(Oracleの動きに)注目するだろう。Shuttleworth氏はその可能性について「Linux市場のちょっとした現状確認と考えたらいい」と語った。

 Oracleといえば、有力なプロプライエタリソフトウェア企業だが、Shuttleworth氏は、同社をオープンソースであるLinuxの味方と見なしたがっているようだ。

 Shuttleworth氏は、「(Linuxは)無料のソフトウェアなので、結局、ユーザーは特に必要なサービスに対して料金を支払うことになる」とし、「それは大変素晴らしいメッセージであり、そのメッセージを明確に送るOracleは大変賢明だ」と語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]